今日も頭が痛い。目が覚めて妻を見送る。
朝ご飯を食べて、ストレッチをする。
家事を一通り済ませて、少しのんびり過ごす。
頭がぼんやりしたままなので、今日もすこし外に出ようと思う。
歩いて出るか自転車で出るか迷ったが、結局自転車にした。
祇園のマルヤマコーヒーが最近のお気に入りだ。近くに八百屋があるので、必要な物があったときに帰りし寄って行きやすいのも大きい。
家からマルヤマコーヒーまでの道は何パターンかあるけれど、一番人通りがすくなくてストレス無く自転車で向かえるルートを見つけた。
信号に捕まることも無く、人混みに吞まれることも無くまっすぐマルヤマコーヒーまで自転車を走らせる。気分が良い。
店に入るとコーヒーと煙草のにおいがする。
カウンターに座って電子書籍端末を開いてコーヒーを頼む。
『プロジェクトへイルメアリー』の下巻を半分くらいまで読み進める。
物語がいよいよ架橋っぽいが、ここからどう終わるのかが読めなくてハラハラする。面白い。
すこし読み疲れたので、きりが良いところで本を閉じてブログを書く。
最近はBOOXの電子書籍端末とポメラを持ち歩いて出ている。
この二つがあれば出先で退屈することはない。それらを詰め込んだコンパクトなボディバッグで出かける。
カメラも持ち歩きたいが、ミラーレスカメラは少し大きくてバッグには入らない。ストラップで斜めかけにしても良いけれど、自転車に乗るときはどこかにぶつけそうで少し怖かったりする。
そういう時は大体ペンタックスのアウトドアコンデジを持って出る。
ベルトにカラビナで引っかけて、腰から下げている。
煙草の箱くらいのサイズで、案外画質もいい。G-SHOCKのような外観でちょっとどこかにぶつけたくらいじゃ何ともない作りなのが嬉しい。
なので、ここ最近の散歩三種の神器は電子書籍端末、ポメラ、コンデジである。
カメラを持って出ていると、ふとした時に「写真を撮ろうかな」と足を止めるきっかけになる。
散歩にとってはそれがとても良い効果を与えてくれる。
スマホにもカメラは付いているのだけれど、あまり“カメラを持ち歩いている”という実感を持てないせいか、別途でカメラを持った方が散歩が楽しくなる気がする。
設定をポチポチいじりながら「綺麗だな」とおもった景色を撮るのが楽しい。
その風景自体というよりも、それに遭遇したときに自分がそれを「綺麗だな」と思ったという事実が記録されるような感覚がある。なんだかそれは私自身を安心させてくれるので、写真を撮るのがだんだん好きになってきた。
フルサイズのもっと良いカメラが欲しくなったりする瞬間もあるけれど、最近は気張ること無くこの安いコンデジで写真をパチパチと撮って歩くのが十分楽しい。
この感覚はポメラで文章を書くことについても同じような側面があるかも知れない。
ポメラはコンパクトなワープロで、ネット接続機能の無い、キーボードとモニターだけが付いた小さなラップトップデバイス。要はメモ・ノート機能しか無いちっちゃいノートパソコンのような感覚だ。
これを起動しても本当に「文章を打つ」以外なにもできないので、なんとなしに起動して、なんとなしに日記を書くようにしている。
「おっしゃ、文章をしたためるぞ!」と意気込んで文章を書くことも楽しいは楽しいのだけれど、それとは別でなにも考えずにただただアウトプットすることの気持ちよさは何にも替えられないと思う。
今思えば、私はとことん道具に依存しながら散歩をしている。
果たして私は散歩をしているのか、道具を使うために外出しているのか分からなくなってくる。
アウトドアギアを使いたくてキャンプをする、みたいな感じになってしまってはいないだろうか。
なっていてもいいか。楽しいわけだし。
そんなこんなで私はこの三種の神器と一緒に散歩を続けると思う。