目を覚ます。時計をみるといつもより遅い時間だけど妻がまだ寝ていた。
この時間だけどまだ寝とく?と聞くと、もう起きなきゃいけない時間だったらしく飛び起きた。
妻はアラームをかけていたようだけど、止めた記憶はないらしい。私も止めた記憶はない。
なのでたぶん私のせいである。アラームを無意識に止めてしまう癖は私のモノなので。ごめんね。
妻を見送って、朝ご飯を食べる。
掃除をしたりゴミをまとめたりして、お昼までゆっくりすごす。
『アルテミス』を読み進める。
そういえば『火星の人』を読み終わったことだし、映画『オデッセイ』を見直してもいいかもしれない。なんだかんだ結構まえの作品だよなと思いつつ調べる。2016年公開作品だった。
2016年?
ありえない。
時の流れを噛みしめながらお昼ご飯を食べる。
午後は散歩に出ることにした。
天気が良くて気持ちよさそうだったが、最近徒歩圏内に少し飽きてきそうな気配があるので、今日は自転車でぱぱっと足を伸ばしながら、要所要所で歩いて行くことにした。
五条大橋のあたりから河川敷に降りて、のんびり自転車を走らせる。
サギやカモが近くにいたら、足を止めて自転車を降り、カメラで撮ったりした。
途中で河川敷を上がって、ワタナベ楽器に寄る。
明日お義母さんのアコギ選びに付き合う予定なので、なんとなく品揃えを覗いておく。
あまり見ていると、自分が欲しくなってきてしまうので、ほどほどにして店を出る。
もう少し北上すると出町柳に着く。
枡形商店街を歩いて、出町座に寄る。
『バード ここから羽ばたく』が見たかったが、今日の上映は一時間前にすでに終わっていた。悔しい。また来ます。
併設されている書店も覗いていく。
『レヴィナス 顔の向こうに』が気になったが、3000円するのでまた今度にする。今はすでに積んでる大量の電子書籍と向き合う時期だ。
そういえば6月に出た『哲学以後の芸術とその後 ジョセフコスース著作集成』が読みたくて溜まらないのだけど、あれはなんと8000円する。仕方ないとも言えるボリュームではあるのだが、今は遠い本になる。
出町座を後にしてデルタに行く。
座ってしゃべっている人たちや、ウエディングフォトっぽいのを撮っている人たち、川に石を投げ込むちびっこなど、様々な人たちが鴨川デルタを彩っていた。
ふとなにか違和感を感じて中心に立つ松の木を見上げると、でっかいサギが木の上に佇んでいた。
サギはいつも川辺で見かけるので、こんな高いところにいるのはなんだか新鮮でカメラを向けた。
数枚写真を撮っていると、カメラをもった女性が「ここから良いアングルで撮れますよ」と声をかけてくれた。
たしかにかっこいい後ろ姿が撮れた。
「飛び立つところを撮りたくて待ってるんですけどね」と女性が呟く。
私もなんとなくその瞬間を期待して、一緒にカメラを構えてひたすら待っていた。
全然飛ばない。
サギは毛繕いをなんどもして、その度に私たちはびくっとカメラを構える。
けれども一向に飛ばない。
5分くらいその場で見張っていたが、私は先にギブアップすることにした。
「先に失礼します」とよく分からない挨拶をして、その場を後にした。
また自転車にまたがり、川端通りを下っていく。
マルヤマコーヒーに向かう途中で、友人から「まだ散歩中?」と連絡がきた。
マルヤマに行くよと返事をすると、どうやら彼もマルヤマに来てくれるようだった。
一足先にマルヤマに到着して、私は本を読んでいた。
しばらくしたら彼が到着。ひと月ぶりくらいの再会になった。
おなじSF好きということで、アンディウィアーの作品について話す。
ついでに彼は今読んでいる小説についても話を聞かせてくれた。
彼は作家活動をしている美術家。以前同じ職場で働いていて、私が仕事やスペース運営を辞めた今でもこうして会ってくれる。
彼は次に制作予定の作品について話を聞いて欲しいと言うので、私はよろこんで聞く。
私は人の制作の話を聞くのが大好きなので、むちゃくちゃ楽しい時間を過ごす。
恋の相談も受ける。彼の恋には世界情勢が深く関わっていた。珍しい恋をしている。
そろそろおなかが空いてきたので、ご飯を食べて解散することにした。
ちかくであっさりめのラーメンを食べる。
食への意識についての話から、食べ物ごとにもつ偏見のイメージについて話したりする。
店を出て帰り道、川端通りを途中まで一緒に歩いて行く。
ラブホテルが数軒並んでいて、セックスと場所についての話題になる。
もしラブホテルの一室がドーム球場くらい広かったら、果たして人はセックスをする気になるのだろうか。ならない気がする。
きっとセックス空間が部屋程度の狭さだから人はセックスに集中できるのだろう。もしドーム球場くらいある部屋(それはもはや部屋とは呼べないかもしれないが)にいると、きっとなんか、こう、性欲の濃度が薄まりすぎて、それどころじゃなくなる気がするのだ。
恋愛リアリティショーの会場とかもきっとそうだ。
ドーム球場くらい広い、白くて何もない半球状の空間に男女6人が閉じ込められても、恋愛沙汰にはならないとおもう。
テラスハウス ホワイトドーム編。
いつか見てみたい気もする。
友人と解散して家まで帰る。
昨晩妻がリンゴを食べたがっていたので、途中でスーパーに寄ってリンゴを買っていく。
家につき、ブログを書く。
久々に何時間も人としゃべり続けたので、喉が疲れている。
けれども気の合う友人とだらだらしゃべるのはやはり楽しい。
会話でしか得られない養分を蓄えられた気がする。
風呂を沸かして洗濯機を回す。
妻が帰ってきたらリンゴを剥こう。