その他諸々

その他の走り書き。

小雨の中で歩く。カレー粉を買う。

今日は雨が降っていたけれど、散歩の約束をしていたので外に出ることにした。
雨の日は部屋に引きこもりがちだけれど、こういう約束があると外に出るきっかけになるから良い。

不幸中の幸いというか、雨もザーザー降りではなく小雨程度の勢いだったので、そこまで憂鬱ではない。朝食を食べて、本を読んだあと、冷蔵庫の中身を確認する。今日は帰りにスーパーに寄っていきたい。ビニール傘をもって外に出る。

傘をさすかささないか少し迷う雨量だったが、このままむき出しで歩いていたらすぐにしっとりしてしまう気がしたので、潔く傘を差して行くことにした。
今日一緒に散歩をするAさんとは、以前バイト先で一時期一緒に働いていた。Aさんは堀川にあるギャラリーに午前中用事があったようなので、ちょうど中間地点になる烏丸御池で合流する算段だった。

雨が途中強まってきたので、バスに乗って四条駅付近まで行ってしまうことにした。
観光エリアにもかかわらず平日と雨が相まってか、珍しくバスは空いていた。
バスの中で本を読んでいるとあっという間に目的地に着く。
電車もしかり、こういった移動中に何か読書や作業をしていると、思っていたよりずっと早く目的地に到着してしまい、すこしがっかりしたような気持ちになる。今度本を読むためだけに電車で長距離移動してみるのも良いかもしれない。どこか目的地に向かうのではなく、その本を読み終わるまで移動を続けなければいけない小旅行。

バスをおりて烏丸御池方面に歩く。新風館のあたりで合流する。
新風館は改装仕立ての時からそうだが、ずっとガラガラだ。大丈夫なのかと心配になる。
今ガラガラなのはともかく、リニューアルした直後とかも賑わっていた記憶が無い。エースホテルは人気のようだし、もしかしたらそっち側の収益でなんとかなっているのだろうか。

Aさんは一昨年東京に出て、今年度大学院を修了する。なんだかんだちゃんと会うのは久々だった。
雨が強まってきたので、土産話を聞くためにもいったん喫茶店に入る。

東京での生活についてや、修了後の予定について、構想中の制作についてなど話す。
また制作のキーワードである「不在中の存在」について、エリックサティやブライアンイーノの音楽について話した。家具のような無視できるほどに人間に寄り添った存在は、家具だけを描写しようとしても、同時にどうしても“人間の不在”をも描写してしまう。不在を捕まえようとすると存在が際立ち、存在を捕まえようとすると不在が混ざり込む。描写することのジレンマについて考える。

気づけば雨もやんできたので喫茶店を出る。
Aさんの提案で烏丸御池にあるdddギャラリーに立ち寄ることになった。
坂本龍一ダムタイプの宣伝美術を担当していた南琢也の展示が開催中だった。
坂本龍一池田亮司のアルバムは聴いていたものの、CDのジャケットやライナーノーツを現物で見るのは初めてだったので思いのほかはしゃいでしまった。こういう展示にくるとやっぱり現物っていいな、手元に置きたいなと思う。なのでお金は減るばかりである。

dddギャラリーを出た後はAさんが画材を買いに行きたいということで画箋堂に向かった。
道中、次にyugeで展示をする作家についての話をする。どうやらAさんとは面識があるようだった。京都は狭い社会で出来ている。
作家が今回参考にしている森敦の『意味の変容』について話す。こういった本に登場する図説がもつ“絵未満、記号以上”といった具合の存在感が好きだという話になる。図説によってより混乱させられたりするのもある種の楽しみだったりする。
最近は写真にも興味があり『像をうつす』という本を読もうか迷っているという話をした。彫刻と写真を同じ複製メディアとして批評していくというもので、自分にとっては対極なイメージをつなぐ興味深い内容だと私が話すと、Aさんは元々写真と彫刻には近しいものを感じていたといった事を言い始めた。嘘つけよ。どんな感覚だよ。私にはまだ全然つかめそうにない。はやく『像をうつす』を読んだほうがよさそうだ。

画箋堂でAさんが画材を買うのを見届け、次の用事があるという18時までどう時間を潰そうかと考えていたら、また雨が降り始めた。結局喫茶店に避難することになる。

最近はブラックコーヒーをじっくり味わうような気分には全くならず、ウインナーコーヒーやコーヒーフロートといった、すこしふざけたコーヒーを飲むのが好きだ。一時期コーヒーに対してやたら真剣に向き合おうとしていた時期が私にはあったが、あれは一体何だったのだろうか。

だらだらとしゃべっていたらあっという間に18時になる。
どこかのタイミングでまた展示について話そうと約束をして解散する。
帰りにスーパーによって野菜とカレー粉を買う。
先日作ったスープカレーが彼女に好評で、またすぐに食べたいと言ってくれたのだ。
荷物も増えたので帰りもバスに乗ることにした。
家に着いたらスープカレーを仕込む。ついでに鶏レバニラも作る。
ちょうど完成したころに彼女が帰ってくる。
スープカレーを作っているのに、部屋干ししている服を干しっぱなしにしていたことを怒られた。ごめんなさい。忘れていた。
一緒にご飯を食べる。新しい冷蔵庫は来週あたりに届くようだ。受け取るのが楽しみだ。

お風呂に入って洗濯機を回す。
日記を書き終えたらまたすこしだけモンハンをしてから今日は寝よう。
今日はここまで。明日はyugeの搬入作業。