その他諸々

その他の走り書き。

頁をスライドする。キーボードで書き殴る。

妻の支度の音で目が覚める。
妻はいつも夜、寝付けない寝付けないと駄々をこねながらも私よりも早く眠って、私より早く目を覚ます。そしていっぱい働いて家に帰ってきては、私よりいっぱい食べる。
気まぐれに花を買って帰ると、私が思っていたより喜んでくれる。
妻を見送って、一杯のお茶を飲む。
体調がよくない。薬を飲んで、午前中はゆっくり休むことにした。
今日はそんなに天気も良くない。
昨晩は結局、鯖の味噌煮と肉じゃがを両方とも作った。
鯖味噌は食べきったので、残っている肉じゃがを昼に食べる。
身体を起こし熱を測る。体調は概ね良くなった。
天気予報を見ると、雨の予報だった。
ベランダの洗濯物を取り入れる。
水回りの掃除を一通り済ませる。
明日の予定を確認して、少しゆっくりしたあと、昨日買った本を読み進める。
夕方になったが、予報に反して雨は未だ降っていない。
このまま家にいてもなんだか陰鬱な気分になってしまいそうだったので、喫茶店まで行くことにする。
茶店まで自転車を走らせて、途中で傘を持たずに自転車で出てきてしまったことを後悔する。
とはいえ引き返すのも億劫で、そのまま喫茶店まで飛ばす。
店に入って本を開く。
アンディウィアーの『火星の人』の上巻を読み切る。面白い。下巻に移る。
こういった上下巻の長い小説を読んでいると、電子書籍端末の便利さをひしひしと感じる。
ちょうど切り替わるタイミングの時は2冊ともそろえて持ち出さないといけない煩わしさがない。
とはいっても、昨日紙の本も読んでやっぱりこっちもいいものだなと実感したてではある。
古い本だったので、活版印刷とインクの凹凸が指先に伝って心地が良い。
頁をめくるときに角から一枚を探る感覚がなんだか落ち着く。
電子書籍はそういった身体的な機微が一切なくなってしまうのは、やはり寂しいところではある。
しかし私はいかんせんガジェット好きでもあるので、こういった機材はこういったもんとして触る喜びがある。両方楽しめてラッキーな趣向だなと思う。
実際この日記もポメラを持ち出してキーボードで入力している。
一時期、コクヨの測量ノートにカヴェコの万年筆で日記を書いていた。
アナログな道具を使い込んでいく安心感はやはり他には代え難いものだけれど、その丁寧さ故の手間が日記週間自体を滞らせることも正直あった。
なので私にとってはこのデジタルなやり方のほうが習慣づけるという意義においては性に合っているのだとおもう。
気負う物がどっさりとあった夏以前の諸々が落ち着き、すっかり季節も変わりつつある。
未だに灰色のもやがかかったように鬱々とした気分になることも少なくないけれど、確実に穏やかな方向に向かって行っているとは思う。
外に出る。ファインダーを覗く。頁をめくる。生活の隙間で極力これを繰り返す。